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大切なあかちゃんを守ってあげる。 よくある感染症、予防接種など知っておくべき事ををご紹介します。
なお、当ホームページの予防接種などの情報更新は怠りませんが時事の状況により詳細が変更になりますのでその旨ご留意のうえ情報活用ください。
 
よくある感染症
代表的な感染症について、 症状と病名を列挙しました。 以下の症状が該当したら早めのご来院をお勧めいたします。

病 名   症 状
麻 疹 熱が先行しその後湿疹が全身に出てきます
風 疹 3日はしかといわれ全身に湿疹が出て3日間で治ります
水 痘 全身に3−5mm径の水疱が出る病気です
突発性発疹 3日間高熱が出て解熱後にからだに発疹が出ます
インフルエンザ 急激に高熱が出て咳と鼻の感冒症状があります
溶連菌感染症 のどに膿がつき全身に赤い湿疹がでます
おたふく(流行性耳下腺炎) 耳の下がはれて熱と痛みがでます
りんご病(伝染性紅斑) ほっぺがりんごのように赤くなります
マイコプラズマ 高熱が出て咳がひどく止まりません
アデノウイルス(プール熱) 高熱が出てのどが痛くなります
ロタウイルス 下痢症で白色便が出ます
赤ちゃんのお薬の飲ませ方
お子さんに薬をきちんと飲ませる事はお母さんの大切な役割です。 ここでは薬の飲ませ方のいくつかのヒントを書き出してみました。 どれがベストであるというものはありませんので、それぞれ試してみながらお子さんにあったやり方を探してみて下さい。
  • 水薬はそのまま飲ませます。粉薬はごく少量の水に溶いて'だんご状'にして上あごやほっぺの裏にこすりつけ、その後で水、湯冷まし、ミルクなどを与えます。
     
  • 溶かすときは一口でのめる量にして、スプーンで流し込みます。
     
  • 溶かしてスポイトで口の奥に流し込む場合、真ん中でなくほっぺから奥歯のあたりに少しづつ流し込みます。
     
  • ジュースやスポーツドリンクに混ぜる場合は、薬によってはかえって苦みが増す場合があるのでご注意ください。
      
  • 水に溶かし凍らせてシャーベット状にする方法もあります。夏場には良いかもしれません。

子供の予防接種について
赤ちゃんは病気に対する抵抗力(免疫)をお母さんから分けてもらいますが、生後3〜8ヵ月程度でその力は消えてしまい後は赤ちゃん自身の力で免疫をつけなくてはなりません。そのお手伝いをするのが予防接種です。 

予防接種は毒を弱めた細菌から作った“ワクチン”を体内に投与しそれと闘うことによって病気に対する抵抗力(免疫抗体)をつける方法です。 言うなれば病気と戦うまえの予行演習といえるでしょう。
また、予防接種の対象の病気のほとんどは伝染病です。予防接種には赤ちゃんや子ども自身の健康を守るだけでなく、みんなが接種することによってその病気が流行するのを防ぐ効果もあるのです。

予防接種の副作用は注意
予防接種により接種した部位が痛くなる・赤くなる・腫れる・固くなるといった局所的な副作用は1割程度、発熱とか倦怠といった全身的な副作用はきわめて稀とされています。また、副作用といっても一般的に実際に病気にかかった状態を考えれば軽い症状であり、実際、副反応が起こる確率自体も前述のとおりかなり低いものです。

しかし、体質や体調によって、まれに大きな副反応が出ることもあります。 こういったケースをなるべく防ぐためには普段お世話になっている小児科の先生とよく相談しながら予防接種を受けるようにするとよいでしょう。

予防接種 ワクチンの種類
予防接種のワクチンにも以下のような分類があり、それにより予防接種の受け方が変わってくるので注意が必要です。 この辺も担当医師殿とよく相談されたほうがよいと思います。
(1) 生ワクチン
生きた病原体の毒性を弱めたもの。予防接種によって、身体はその病気にかかったのに近い免疫(抗体)を作る。(ポリオ、はしか(麻しん)、風しん、BCG等)
(2) 不活化ワクチン
病原体を殺して免疫を作るのに必要な成分だけを取り出して作ったもの。複数回の接種が必要なケースが多い。(百日咳、日本脳炎等)
 
(3) トキソイド
不活化ワクチンの一種、細菌の出す毒素を取り出し無毒化したものをトキソイドという。免疫原性は保持したまま無毒化するので、このトキソイドを体内に注射すると、毒素を中和する抗体ができる。( ジフテリア、破傷風等)

予防接種はいつ受ければいいのか
赤ちゃんや子どもの予防接種の種類とスケジュールは以下の表を参考にしてください。 
右の表の「赤色文字」が勧奨接種国や自治体が推奨する予防接種。一定の年齢迄は自己負担なしで受けられる)、「青色文字」が任意接種受けるかは親が判断する予防接種。費用は自己負担)。 
但し、接種費用についてはそれぞれの地域自治体により異なる場合がありますので、詳細はかかりつけの担当医殿に確認するとよいでしょう。

これからの時期、気になるインフルエンザも任意接種です。インフルエンザは他の病気と違い1回の接種で免疫がつくわけではなく毎年受ける必要があります。


※ スケジュール管理は親の責任
予防接種の種類が多く、中には一定期間内に複数回受けなくてはならないものもあります。くれぐれも“接種忘れ”のないように注意。
 
※予防接種の注意
予防接種は種類によりすぐに他の予防接種が受けられないケースもあります(同時接種ができるものもある)。ワクチンの種類によっては、それぞれ以下のような間隔を開ける必要があります。予防接種のスケジュールを立てるときには医師と相談してこの点を充分に考慮する事が必要です。

[生ワクチン] ポリオ、麻しん、風疹、BCG、おたふくかぜ、水疱瘡
接種後、最低4週間他の予防接種は受けられない
 
[不活化ワクチン] DPT(3種混合)、日本脳炎、子宮頚癌ワクチン、肺炎球菌ワクチン
接種後、最低1週間他の予防接種は受けられない


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